12月8日(日)埼玉にある獨協大学で全日本学生競技ダンス選手権大会が開催されました。今回は記念の70回目の大会となります。
前回、この選手権に来させていただいたのはコロナ禍だったので、4年前になりますね。この会場ではなく、浜松町で開催されました。
その時はコロナでしたので、無観客、声援禁止、胴上げ禁止などなど、、とても静かな競技会でした。
それでも学生の有志達が優勝者をなんとか労ってやろうと胴上げを画策していたようでしたが、主催者側から胴上げをしたら翌日のラテンセクションは該当大学の出場禁止、、という強い指令に従わざるをえないといった状況でした(当時は人数制限のためモダン・ラテンの2日制)。
主催者も学生ですから、胴上げをさせてやりたい気持ちがよくわかっているだけに複雑だったと思います”(-“”-)”
さて、今回は記念すべき70回目の大会となりました。
この時期に開催される全日本学生選手権は冬全と呼ばれ、夏全の4種目戦とは異なり、単科戦となっています。つまりモダン(スタンダード)4種目、ラテン4種目、種目毎にそれぞれチャンピオンが生まれます。
競技会は前回のコロナ禍とは打って変わって、お伝えできないのが残念なくらいの大声援!!
今まで統一全日本、アジアオープン等、さまざまな競技会を経験していますがこれだけの熱量を持った競技会は他にはないですね。
隣で審査していた京都のグル先生は、声援で鼓膜が破れる~と言っていました。本当にそう感じるくらいの大声援です!
正直、しばしば音楽すら聞こえ難くなります。熱気がすごい!!
4年生にとっては、これが最後の競技会となるため、この競技会にかける思いが強く、それが見ている方にも伝わってきます。
本当にみんな頑張れ~!!って気持ちになりますよ。
団体成績です。
優勝:北海道大学
2位:電気通信大学
3位:岡山大学
北海道大学は3連覇になりますね。おめでとうございます!!
今回はフォーメーションの競技もありました。
優勝した電気通信大学の「The Greatest Show」です。
とてもリハーサルされており、完成度も高く、見ごたえがありました。個人的には他に3大学ほどレベルが高いフォーメーションをされていた様に思いました。
ただ採点方法についてはかなり検討をする余地があると思います。主には審査員によって判断基準に差ができすぎる点です。その補正方法というか、、今年予選の審査をさせていただいたショーダンスのバルカーカップ等の審査でも同じ問題を抱えています。以前、統計を専門にしていたから余計にそう感じるのかもしれませんが、私だけでなく疑問に感じる審査員は少なくないと思います。
それを思うとスケーティングシステムの考え方は素晴らしいです。ショーダンスやフォーメーションの審査方法は今後の課題ですね!
話が少しそれましたが、この競技会にご興味の持った方は、YouTube配信がされていますのでぜひご覧になってみて下さい!!熱気も伝わってくると思いますよ(*’ω’*)
翌日、帰りの飛行機から富士山が綺麗に見えました!!
*おまけの裏話
今回、準決勝以上に残った選手(女性)からクイーンを選んで欲しいと主催者側から言われ、モダン・ラテンそれぞれ11名の審査員が一人ずつ選んで提出をしました。
そうしたところ、モダンでは票が分かれに分かれ、2票を取れればクイーン確定となりましたが、最終11名の審査員が全て異なる11名の選手を選び、選考が非常に難航しました。
主観で選んで良いとは言われましたが、これほどまでに皆さんの好みが分かれるとは、、(;^ω^) ゲットしたクイーンの学生もびっくりされたことと思います!!